2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

335−桜島のUFO

今年の初めから何故か『桜島』が気になり、毎日インターネットで桜島を6か所のライブカメラが24時間フォローしているサイトを深夜に必ず見るようにしているのですが、かなりの確率で噴火の瞬間を確認できます。只で見せていただいているので映像の画質や…

334−ワン

この話は内容の一部にペットに対して飼い主の適切ではない行為が出て来ますが、私的にはハッピーエンドであると判断しましたので書かせて頂くことにしました。私より2歳年下のX君とは古くからの知り合いで良く働く心の優しい男なのですが、10年ほど前に…

333−うなぎ

この話は誰も信じてくれませんが本当の話なのです。小学生の頃は『お使い』は勿論、『お風呂の掃除』も私に与えられた大切な任務でした。その日もいつものようにお風呂の栓を抜き、お湯が全部なくなるのを待って浴槽の掃除にとりかかる予定だったのですがそ…

332−ピンポン玉

会話の最中に何の脈絡もなく想定外の話をされると一瞬意味がわからない時があります。それでもいくら想定外と言っても普通2,3秒もあればその意味は理解出来るのですが、その時の会話の中に出てきた『これくらい』と言いながら親指と人差し指をくっつけた…

331−自転車

その一級河川での釣りにハマっていたのは20代の後半でした。土手の側に立派なサイクリングロードが完備されたその河川敷には夕方になるとワンちゃんを連れて散歩するご老人やジョギングをする若者で賑わうのですが、一見釣りには適さないように思えるその…

330−カレー

福岡で仕事をしている時は単身赴任でしたから夕食は100%外食でした。その内に何軒かの顔馴染みのお店もできて、中でも感じの良いおばちゃんが切り盛りする小さな食堂のカレーがとても美味しくて良く通うようになるのですが、ある日そのおばちゃんに「特…

329−スーツ

妻が私のために高価なスーツを買ってくれたのはこれといった余所行きの服を私が持っていなかったからです。 その買ったばかりのスーツを着て釣りに行くなどもっての外なのですが、なぜか私はそのスーツを着て釣りに行きます。 夜中に釣りから戻った私の泥だ…

328−火鉢

知り合いのTさんから聞いた話です。Tさんのご主人は自宅からさほどと遠くない所に別荘を持っています。別荘と言っても使わなくなった家具や電化製品を収納したプレハブの倉庫のようなものなのですが、従業員や気心の知れた人達が仕事を終えた後にお酒やツ…

327−お茶

もう随分前の事ですが、母親が親せきのお通夜に出席しなくてはならないと言うので私が車で30分程かかる葬儀社まで連れていくのですが、あまりお付き合いのない遠い親せきらしく儀礼的なあいさつ程度ですぐに退散すると言うので通夜の席に私も連れて行かれ…

326−タマタマ

『虫の知らせ』と言うほど大げさではなく『偶然』と言えるほどスマートでもないポジションに『タマタマ』という領域がありますが、その日、従弟のS君の家を訪ねたのはタマタマでした。 午後から床屋に行ったついでにチョット足を延ばしてホームセンターで買…

325−蟹

意味がわからない事というのは、ただこちらの理解が及ばないだけなのかも知れませんが、どう考えても理解できない事と言うのは確かにあります。たとえば随分前にハワイのオアフ島のホテルで体験した意味のわからない事ですが、遊び疲れてホテルに戻ったのは…

324−たらい

子供の頃は面白そうな遊びを思いついても順序とか結果とかはほとんど考えずに行動に移していましたから大概は失敗するのですが、時々奇跡的に上手くいく事もありました。そんな時は飽きるまで繰り返すものですからその遊びに関してはそれなりに技術が上達し…

323−カヌー

30代の頃、師匠と崇めるアーティストのKさんが『カヌー』を教えてくれると言うので地元の一級河川の上流に2人で出かけた時のことです。目的地に着くまでの車の中でKさんのカヌーに関するウンチクを聞きかされるのですが、その内容からKさんのカヌーの…

322−ガラガラ

若い頃は暇さえあれば釣りに出かけていました。釣りをする人にはわかると思いますが、自分だけの秘密のポイントというのが必ずあるものです。その釣り場は自分にとって聖地のようなものですから釣れても釣れなくてもそれなりに納得出来てしまうのです。 ある…