2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

307−駐車場

商売柄、何かの映像をイメージすることは人と比べると多少は多いように思いますが、そのイメージが時々イメージの領域を超えてしまっていることがあるという事に最近気がつきました。それは何故か『駐車場』をイメージするときに限られていて、最初にそれに…

306ー10万円

東京時代のアルバイトの種類は数え上げるとキリがないのですが、あるバイト先の事務員さんにSさんというかなり高齢な女性の事務員さんは私にとても良くしてくれて私もSさんを母親のように慕っていました。ある日、事務所でSさんに『宝くじが当たっている…

305−踏んだり蹴ったり

不思議なことに何をやっても上手くいかない時というのは確かにあるようです。そんな時にはすることなすこと全てが裏目に出てしまうので何もしないでジッと耐えるのが正解なのですが、何かの拍子に何とか挽回しようとして結局それがトンデモナイ事態を招いて…

304−ビー玉

小学生の頃の自慢はビー玉が上手かった事くらいですが、遊び仲間からまきあげたビー玉の数がある程度貯まってくると何故か秘密の場所に穴を掘って隠すというのが自分の中でひとつの楽しみになっていました。その秘密の場所というのは基本的には我が家の周辺…

303−救急車

東京時代に渋谷で偶然友達に会います。1年ぶりの再会でしたのでそれなりに盛り上がり、その日はそのまま彼の家にお邪魔することになるのですが、初めてお目にかかるオメデタの奥さんの体調が優れず、早々に失礼しようと思っている矢先におなかを押さえて苦…

302−犬

生活する場所が違うと習慣も多少違ってくるのは当然のことですが、それが国単位となると価値観や常識まで異なることがあります。造形の仕事をしているRさんの工房でお手伝いをしていた時の話ですが、その時は私以外にも仕事を手伝ってくれている学生さんが…

301−火傷

数年前に妹からこんな話を聞かされました。その日、妹は友人とあるレストランに入ったそうなのですが、妹の話に登場するそのレストランはレストランと言うよりはおしゃれなオープンカフェのようなお店で私も知っているお店でした。そのお店で軽い食事をして…

300−クビ

若い頃先輩に釣りに連れて行ってもらった時の話です。日ごろから尊敬している先輩のお誘いでしたので喜んでお供させていただいたのですが、人間的にも仕事の面でも非の打ちどころがない立派な先輩なのですが、残念なことに言い間違いの多いのです。というか…

299−鳥(2)

ある神社を参拝したときに必ず後ろをついてくる巨大な鳥の話を前に書いたことがあります。その話をまだ読んでいない人のために簡単に説明しますと、その神社には大きな池があり駐車場に戻る際にその池に沿った道を歩いていると必ず巨大な鳥が後をついて来る…

298−金粉

昔からの知り合いの奥方が不思議なパワーを持っているということは何となく感じていました。このあいだ用事で彼を訪ねたときに、たまたまその奥方が私の『気』の流れを調整してくれると言うのでお願いしたのですが、彼女は左手で私の左手首を握り、右手の人…

297−カラッポ

パソコンの調子が悪かったのでいつもお世話になっている修理屋さんに診てもらったのですが思いのほか重症で、結局戻ってきたのが展覧会の作品を会場に運ばなければならない日の朝でした。 搬入は12時からでしたのでパソコンから展覧会で使う自分のプロフィ…

296−ゲコ

お酒の全く飲めない人のことを『下戸(ゲコ)』と言います。生まれつきアセトアルデヒトというアルコールを分解する酵素がないらしいのですが、モンゴロイドだけに約5パーセント程度存在する、いわゆる突然変異だそうです。私もその下戸の1人なのですが、…

295−ネブカブシ

私の住む地域だけなのかもしれませんが、歌があまり得意でない音程を上手くとれない人の歌のことを『ネブカ節』と言います。子供の頃からチョクチョク耳にしていた言葉なのですが最近は滅多に聞くことがなくなってしまいました。ところがつい最近その『ネブ…

294−流氷

人生の師匠でもあるKさんはあの現代美術の巨匠ナム・ジュン・パイクに『Kは世界で最も無名な有名人だ』と言わしめるくらいに限りなく一般大衆に近いアーティストでした。私はKさんの作品にはそれほど興味はありませんでしたが、Kさんが地球上に存在して…