2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

144−ポチャン

水道の蛇口や雨どいのようなフラットな面から落ちる水滴は『ポチャン』と音がしますが、ツララや鍾乳石のような先のとがった物から落ちる水滴は音がしません。今晩お風呂の中で試してみてください。 コオロギのアトリエhttp://korogi.sakura.ne.jp

143−約束

東京時代にバイト仲間のアパートに遊びに行ったときのことです。バイトの先輩の立場としてはプライベートでも出来るだけ新人とのコミュニケーションを図ることが大切だと考えていましたから、その日のバイトを終えて新宿辺りをブラブラした後、食事をして中…

142−記憶

記憶の中にそれが現実だったのか夢だったのかが良くわからないことがいくつかあります。たとえば20年位前に車で近所の書店に出かけた時のことです。交差点で信号待ちをしているときに横断歩道を『アンドレザジャイアント(旧姓モンスターロシモフ)』が横…

141−赤いハイヒール

人は理解できないものに遭遇すると不安になります。その不安を解消する為に経験や情報から状況を納得できる状態に持っていこうとするのですが、それでも解消できない場合は想像力を駆使することになります。この想像力が曲者で、辻褄を合わせる為に暴走した…

140−写真

それを不思議に感じるというのは、予測出来ない出来事や常識を逸脱した物事に遭遇したときに生じる意識の混乱なのでしょうが、おそらく自分がその状況を理解することが出来ないだけで、本当はチャンとした意味とか法則があるのだと思っています。ですが残念…

139−水晶

30代前半の頃にハワイで購入した水晶のペンダントトップに飽きて新しい水晶を探すのですが、その頃はまだパソコンなど持っていませんでしたのでひたすら歩いて探すことにます。結局、由布院の小さな宝石店で鍵のかかったショーウインドーの中に鎮座するそ…

138−悪口

東京時代に友人と2人で渋谷の町をブラブラしていた時のことです。私達の歩く前方50メートルくらいの所を背の高いヨーロッパ系の男性の外国人の方が歩いていました。今思えば何故その時そんなことを思い立ったのか不思議でならないのですが、声をかけてみ…

137−ゴソゴソ

10年位前のことです。ある時から夜の12時を過ぎると決まってキッチンのゴミ箱付近からを『ゴソゴソ』という音が聞こえるようになりました。最初はゴキブリかなと思ったのですが、音の大きさからするとムカデとかネズミ位の感じです。私はそういうのが苦…

136−あくび

『蟻』が歩き始める時は必ず左の真ん中の足かららしいのです。まだ私は確認していないのですが、あの熊谷守一画伯がそう言うのですからおそらくそうなのでしょう。実は私にも自慢できる発見があるのですが当時は誰も信じてはくれませんでした。というか、そ…

135−25センチ

これは不思議な話ではなく、非常に珍しい話です。何故ならそれに遭遇したのは後にも先にもその一度きりですし、これから先もおそらく出会えるとは思えないからです。それは30代の頃、造形の仕事で熊本のテーマパークに30日ほど泊り込んで各地から集まっ…

134−ファンタグレープ

勘違いといえばこんなこともありました。最近ではあまり見かけませんが、昔、ビンの『ファンタグレープ』というのがあって、福岡で造形の仕事をしているときの休憩時間によく飲んでいました。当時、自動販売機の中身は『缶』が主流になっていたのですが、た…

133−整髪料

朝、洗面台の棚に見慣れない容器を見つけたのですが、それは嫁が最近密かに購入した高級整髪料だということはすぐにわかりました。自分専用で購入した物は絶対に私には使わせてくれないことはわかっていましたから毎朝内緒で気づかれない程度の量を使ってい…

132−銭湯

東京時代の7年間は銭湯を利用させていただいたのですが、元々お風呂とか温泉が嫌いな所にもってきて、大衆の前で裸になるということにかなり抵抗がありましたので最初の頃は銭湯に行くのが苦痛でしょうがありませんでした。冬場なら1,2週間お風呂に入ら…

131−訪問者−4

30代の数年間、嫁の実家で生活した時期があります。1階の我々の部屋は比較的交通量の多い道路の側にあるということで、その環境に慣れるまでに少々時間がかかりました。それは窓に反射する車のライトやエンジン音にもそろそろ慣れてきた頃のお話です。時…