2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

045−ムーン

動物には人には感知できないものを感知する特殊な能力があると聞いたことがあります。家の「ムーン」というワンちゃんも子犬のころ、散歩の途中にどうしても近寄るのを嫌がる場所がありました。その場所には昼間でも近づかないのです。そのポイントは散歩コ…

044−浮遊

私が「飛行」と「浮遊」に全く逆のプロセスを感じてしまうのは、子どもの頃の体験からそう感じるのだと思います。私は4〜5歳の一時期、特定の場所なら浮遊は普通に出来ていました。その特定の場所というのが笑ってしまうのですが、自宅の居間と隣の部屋を…

043−UFO(後)

地上に降りたそれは上空にあったときよりも更に大きく感じました。そしてそれが完全に着陸しているのではなく、地上から少し浮いているということを暗闇の中でも確認できたのは、中央の出入り口らしき所から何者かが出てきた時の反動でそれが少し揺れたから…

042−UFO

この話は不思議な話しではなく驚いた話です。当時私がまだ釣りに凝っていた頃のこと、これまたどうかしたのではないかと言うくらいの釣り好きの知り合いがおりまして、ある日、「〇〇造船のテトラポットがメチャクチャ釣れる。今夜忍び込もう」と目をキラキ…

041−通信

私には子どもの頃から変な癖がありまして、『未来の自分と連絡をとる』という決して人には言えない奇妙な癖なのです。たとえば小学生の頃、授業に飽きると窓の外に今の自分を見ている未来の自分を想像していました。それがなぜか決まって四十代の自分なので…

040−鳥居

2〜3歳の頃は浜町にある母方の実家によく連れて行かれました。海の近くということもあってそれを楽しみにしていたようにも思います。浜で美しい貝殻や見たこともない蟹(当時の浜町の海岸には小さな丸いカニが沢山いたのですが、今でもいるのかなぁ、そう…

039−竹馬

人はめったに目にしないものを目の当たりにしたとき、それが何なのかを理解できないことがあります。この話は福祉関係の仕事をしているEさんの体験です。普段は市内で仕事をしているEさんが小一時間かけて大野町の自宅に帰るのはたいがい夜中になるそうで…

038−雨乞い

人として生活していく上で、どうしても避けて通れないのが地域との係わりです。「定期の集会」や「草むしり」、「神社の掃除」や「地域の運動会」、近所づきあいが余り得意ではない私にとってはどうも苦手な分野なのです。「地域の盆踊り」に参加しなければ…

037−コガネムシ

偶然がひとところで異常に重なると、それはほぼ必然になってしまいます。夏のある日、例のアトリエで遅くまでキャンバスに向かっていると、知り合いのTさんが差し入れを持ってやってきます。しばらく雑談をして話題も尽きてきた頃です。一匹のコガネムシが…