４５４−追い風参考 - 不思議な話（ニーマンのピク詰め）

小学５年生の時の体育の授業で５０メートル走のタイムを計るというのがあったのですが女子は別として男子は大体８秒台で走るのが平均的なタイムでした。中には７秒台で走る生徒もいましたがそんな生徒は他の生徒に称賛されるのですが、稀に６秒台後半で走る生徒がいたりするとそれはもう『超人』扱いでした。

私も足は速い方でしたがさすがに６秒台は出した事はなく、せいぜい７秒台前半止まりでした。ところが信じられない事が起こります。その日は何と５・８秒という奇跡のタイムを叩き出してしまったのです。走っていてあきらかにスピードの乗りが違うのがわかったのですがまさかそこまでとは思いませんでした。

先生はストップウォッチのトラブルだと思ったのでしょう、もう一度走れと言います。残念ながらその後何度走っても７秒の壁を破ることすら出来ませんでしたが、あの時の走りに関して私は絶対に５・８秒で走ったと信じています。ただし不思議な風が吹いたのは確かで、その風に背中を押されたのは自分でもわかりました。

しかし追い風参考記録と言え１００メートルに換算すると１１秒台です。やはり小５でそのスピードはちょっと不自然ではあります。