360−虹

実は今年の2月まで『虹』は外側が赤色で内側が青色なのだと思っていました。若い頃に誰かが内側が赤色の虹もあるのだと言うのを頭から否定した覚えがあるのですが、その人に謝らなければなりません。

その日、朝からどんよりしていた空に正午を過ぎたあたりから所々に晴れ間が見えはじめ、たまたま高台から別府湾を望むと見事な虹が別府湾にありました。

所々に青空を覗かせた淡い灰色の空をバックに今まで見た事もない大きな虹が神々しいほどの鮮やかさでそこにあったのですが、何故か違和感があるのです。


しばらくはその原因に気がつきませんでしたがその原因が色の配置だと言う事に気づいてビックリします。いつも見ている虹と色の配列が逆だったのです。

どういうことかと思っているとその虹の内側にもう一つ虹がある事に気づきます。その虹は今まで通りの私が知っている虹でした。


詳しい事はわかりませんがある条件が重なると虹の外側に色彩の配列が反転したもうひとつの虹が現れる事がある、ということを今になって知ったというお恥ずかしい話です。



(カテゴリー別に話を分類した不思議な話(ニーマンのピク詰め)のHP版を開設しました)

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